Blog ブログ

洗濯表示の意味を正しく知ろう

皆さんこんにちは。ハミングスタッフのカワジです。

皆さんは衣類についている洗濯表示が5年前に変更されたのをご存じですか?

昔の表示の方が分かりやすかったのに、新しくなってから意味があまり分からない、という方もおられるのではないでしょうか?ご自分の衣類が、家で洗えるのか、クリーニングに出した方がいいのかだけでも理解できると便利ですよね。

なぜ洗濯表示が変わったのか

以前は日本独自の規格に基づいた表示が使われていました。ですが、衣類の生産や流通において、海外とのやり取りが増えたことや、洗濯機や洗剤などの種類も豊富になったことを背景に、国内外で表示を統一しようという動きがあり、海外の規格に合わせた新しい洗濯表示が2016年12月に施工されました。

前の表示の方が分かりやすかった?


こちらが2016年までの洗濯表示の例です。日本人なら見ただけでなんとなく分かりますよね。ほとんどカタカナで書いてくれていますから( *´艸`)
例①ですと、60℃までのお湯で洗濯機で洗えて、塩素系の漂白剤も使え、高温のアイロンもOK。ただしドライクリーニングはできない。
例②は、40℃までのお湯で洗濯可能、漂白剤は使用不可、アイロンは中温で、絞る時は弱く、干すときは平らにして陰干しに。ドライクリーニングもできる。
・・・といった具合です。

ですが、この表示、逆に言うと日本人にしか分からない仕様ですよね。
そこで、衣類もグローバルに国内外を行きかうようになった今、海外の基準に合わせた新表示が生まれたのですね。 

新しい洗濯表示の見方



こちらが2016年に改訂された新しい洗濯表示の一覧です。言葉での説明が全くないので、慣れるまでは分かりにくいかもしれませんが、意外とシンプルなので、一度覚えてしまえば楽かもしれません。

マークの種類は5種類。
家庭洗濯・漂白・乾燥・アイロン・クリーニングとなります。
あとは、温度や強さなどの表示の組み合わせになります。

お客様から、よく「これって家でも洗えるの?」という質問を受けますが、そんな時には洗濯表示のどこを見ればいいのかご説明します。

家庭洗濯に関する表示



この桶マークが家庭での洗濯の仕方を示しています。以前は洗濯機マークと手洗いを表す桶マークに分かれていましたが、新表示では家庭での洗濯はすべてこの桶マークに統一されました。
桶のマークだから洗濯機では洗えないのでは?と誤解されませんように。
手のマークがついてるもの以外はは洗濯機で洗うことができます。
後は、温度と水流の強さを見るようにしてください。

家庭で洗ってはいけないもの


このマークがついているものは、水洗いができないので、ご家庭での洗濯はできません。水を使ってはいけないので、ご家庭用のドライ洗剤を使っての洗濯もおすすめできません。
これらを水で洗ってしまうと、縮み・色落ち・毛羽立ち・シワ等の原因になります。
せっかくのお気に入りの衣類が、洗濯によって着れなくなってしまうのは悲しいことです。
このマークがついている衣類は、クリーニングに出すようにしましょう。

ドライマークがついていたら、クリーニングに出さないといけないの?


このまるいマークが、クリーニング店でのクリーニングに関する表示です。
中に書かれているアルファベットによって洗い方が少し違います。
ただ、このマークがついていたらクリーニングに出さないといけないのかというと、そういうことでもありません。

このマークのほかに先ほどの家庭洗濯の桶マークが載っていれば、クリーニングもできるし、家庭でも洗える、ということになります。

洗濯表示の意味を覚えて、大切な衣類を守ろう

洗濯表示には、衣類を扱う上での大切な情報がたくさん載っています。
この表示を理解できれば、新しく洋服を買う時の参考にもなりますし、お気に入りの衣類を長く楽しめるコツにもなります。

今まで、あまり洗濯表示になじみがなかった方も、一度ご自分の洋服の表示を見てみてはいかがでしょうか。

クリーニングハミングでは、大阪市から泉州地域を中心に宅配クリーニングを行っております。どうぞお気軽にご連絡ください(*^-^*)