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レインコートって洗えるの?~正しいお手入れ方法とは~

皆さんこんにちは。ハミングスタッフのカワジです。

先日友人にこんな相談を受けました。

『娘に、通学で使っているレインコートが臭いと言われたんだけど、レインコートって洗えるの?』

確かに、レインコートには特殊な繊維が使われていたり、さまざまな加工が施されている為、洗い方に悩む方も多いと思います。そのため、使用しても洗わずに、そのまま干してしまっていませんか?

以前の記事で、雨は汚れているとお伝えしましたが、使用後のレインコートにはその雨の他にも、汗や泥などが付着しています。洗わずに着続けていると、臭いの原因にもなりますし、撥水機能も低下してしまいます。

できれば、使用するたびに洗濯することをお勧めします。

レインコートの洗い方

それでは、レインコートの正しい洗い方を順を追って確認していきましょう!

洗濯表示を確認しよう

まず、お手持ちのレインコートの洗濯表示を確認してください。洗濯表示については、前回の記事で勉強しましたね( *´艸`)
旧表示ですと、



新表示なら、

のマークがついていたらご家庭で洗うことが可能です。

PVC、シリコンコーティングのように洗えないものもありまので、きちんと表示を確認してください。

やさしく洗おう

洗濯機で洗える場合
絡まりやいたみを防ぐために、洗濯ネットに入れましょう。
洗濯ネットに、2~3つにたたんで入れます。小さくたたむと、しわができてしまうので、大きめのネットの方が良いでしょう。ファスナーやボタンは事前に閉じておきます。
そして、弱水流などの表示がある場合は、それに従ってやさしく洗いましょう。

手洗いの場合
手洗いマークがついている場合は、容器に洗剤液を張り、やさしく押し洗いしましょう。
通水性のないレインコートの場合は、中心部を軽くつまんで前後左右に振って洗う振り洗いもおすすめです。


すすぎは十分に行おう

レインウェアの防水生地は、水分を通過させない機能があり、すすぎの効果が弱くなります。洗剤成分が生地上に残ると、防水性も撥水性も低下させる原因になるので、すすぎはしっかり行いましょう。
いつものすすぎ時間の2倍が目安です。

脱水は不要

ウェアへの負担が大きく、洗濯機故障の原因となるため、脱水はしません。薄手のナイロンなど合成繊維のレインコートは脱水してしまうとしわになってしまうので注意が必要です。

すすぎが終了したら、タオルなどで水分を拭き取ります。
どうしても脱水したい場合は、水が垂れ落ちない程度のごく短い時間にしてください。

陰干し、もしくは乾燥機で乾かす

ある程度水分がとれたら、しわを伸ばし、カタチを整えます。
ナイロンやポリウレタン素材は紫外線でいたむので、日陰に干しましょう。

洗濯表示を確認し、乾燥機OKなら使用するのもおすすめです。

洗えない時のお手入れ方法

毎回洗った方がいいとはいえ、梅雨時期などは使用するたびに洗うのはたいへんですよね。
そんな洗えない時のお手入れのポイントをご紹介します。

1.はやく乾燥させる

雨に濡れて水滴がついたまま干していると、濡れた状態が長く続き、雑菌が繁殖し臭いの原因になってしまいます。
干す前に水滴をしっかり拭いて、できるだけ早く乾燥させましょう。

2.汚れはきちんと取る

汗やドロなどの汚れが付いた場合はきちんと取りましょう。ぬるま湯や薄めた洗剤液をつけ、固く絞ったタオルで拭き取ります。
洗剤液を使ったあとは、洗剤残りがないように、水拭きしましょう。

撥水効果が弱くなったと感じた時は

レインウェアの撥水機能の低下を感じたら、撥水スプレーまたはつけ込みタイプの撥水コーティング剤を使用しましょう。その後に、乾燥機や当て布をしたアイロンで熱を加えて乾燥させると機能が回復します。

ただし、撥水スプレーは吸い込むと危険なので、風通しのいい場所で、風向きに注意しながら使用してください。

まとめ

雨の日に重宝するレインコートですが、着ようと思ったときに臭いがあったり、水の弾きが悪くなったりしては、気分が上がりませんよね。
正しいお手入れをして、雨の日も楽しく過ごせたらいいですね♪