皆さんこんにちは。クリーニングハミングです。
12月に入り、さすがに冬の寒さがこたえる日が増えてきました。冬のアウターとして活躍するのがダウンですが、数千円のものから十万円以上するものまで、様々な価格帯によるものがありますよね。
その違いは何なのでしょうか?もちろんブランドバリューもありますが、一番はダウンの品質の差によるものといえます。
ダウンとフェザーの違い
ダウン製品のタグに『ダウン80%フェザー20%』などと書かれているのを見たことありませんか?ダウンとフェザーはどちらも鳥の羽であるのですが、その違いは採取できる部位です。ダウンは胸の羽毛をさすのに対して、フェザーはそれ以外の部分の羽根のことをさします。
ダウンとは

ダウンというのは、水鳥の胸に生えている毛のことをいいます。羽軸がなくタンポポの綿毛のような形でフワフワとしています。一羽の水鳥から採取できる量が少ないので、貴重なものといえます。
ダウンの最大の特徴は、その保温性の高さです。ダウンとダウンの隙間に空気の層ができ、この層が温められると、外側の冷気を遮断するために高い保温効果が得られます。
また、ダウンは合成繊維に比べると、保温力は3倍程度あると言われています。それでいて、段違いに軽いのが大きな特徴です。
フェザーとは

フェザーとは、羽軸をもった羽根のことをいいます。この羽軸から両側にやわらかな羽枝が生えています。
フェザーの中でも、6.5㎝以上のものをラージフェザー、それ以下のものをスモールフェザーと呼びます。
フェザーが持つ特徴は、通気性と弾力性です。特にスモールフェザーに関しては、羽軸が湾曲しているためより弾力性を持ち、中綿として使用した製品の型崩れを防ぐ役割を果たします。
ラージフェザーは弾力性に欠け、膨らみも比較的すぐになくなってしまう短所があります。安価で低下品質のダウンにはラージフェザー、良質なダウンには良質のスモールフェザーが混合されているといえます。
ダウン100%ってある?
基本的に、ダウンの割合が多いほど高価になりますが、だからといってダウン100%がいいということではありません。
ダウンだけでは潰れやすいため、フェザーを混合させることで、フェザーのもつ弾力性で、膨らみを保ち、型崩れを防ぐことができるのです。
保温性を最大限に生かしながら膨らみを保つためには、ダウン70~90% フェザー10~30%が理想とされているようです。
ダウンの種類
ダウンとフェザーの違いは分かりましたが、ダウンの中でも種類や産地によって違いがあります。
ダックとグース
ダックはアヒルのことで、主に食肉用として育てられた鳥からダウンを採取します。
グースはガチョウのことで、主にフォアグラ目的で飼育されることが多く、アヒルより体長が大きくなるので、大きいダウンが採れます。
グースの方が保温性が高く品質がよいとされているので、高価になります。
産地による違い
ダウンというのは、もともと水鳥が寒さから身を守るために生えている羽毛です。そのため、寒い地域で採れるダウンほど良質なものであるといわれています。
主なダウンの産地についてご紹介します。
ポーランド産ダウン
ポーランドは寒暖差が非常に大きく、氷点下6度程度まで気温が下がる地域もあるくらい、厳しい環境にあります。そのため非常に良質なダウンが生産されるとされています。
ハンガリー産ダウン
ハンガリーは寒暖差が大きな気候条件に加えて、グースの生育に時間をかけるためにダウンボールの大きなダウンを採取することができます。
カナダ産ダウン
カナダの中でも特に北極圏で採れるダウンは厳しい環境下において飼育されているだけでなく、自然に近い環境での飼育がおこなわれていることから非常に良質なダウンが採取されるとされています。
アジア産ダウン
一般的に良質なダウンが取れないとされるアジアにおいても、中国の標高の高い地域では野生に近い形のグースが飼育されており、質の高いダウンが採取されることでも有名です。
一口にダウンと言っても、ダウンの種類、割合、産地などで違いがあるようです。自分に合ったアウターを選び、寒い冬を乗り切っていきましょう!
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